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昴の大学生活
第8章 桜の誕生日
夏休みも終わり9月も残りわずかになって昴は変わらず学業に手を抜く事は無く講義も課題も順調に捌き桜との関係も更に良くなった…と言うより昴がそうなるよう自分から変えたことだった…

桜も昴以外は目に入っていないし大学内でも変な隙を作らないよう気をつけて勉強とキャンパスライフを満喫している…夜も以前の事があって昴が居ない時は夜道は極力出歩かないことにしている…友人達との飲み会も昴と付き合うようになって相手が変わった事や学年的にもそう遊んでばかりいられない時期になっている…

そう言う時期だったおかげで大学内で浮く事も無く平穏な生活を送っている。

雅司と純子も変わらず仲が良い…夏休み中に付き合うようになった綾と和也は胸焼けしそうなほどイチャイチャしている…サッカー部に顔を出せば惚気話を散々聞かされて昴はうんざりして…

昴「俺…また余計な事したな…全く…あのままサッカー人間の方が良かったな…」

走りながらそう呟くほどに鬱陶しい…夏休み中数日日課を休む事になったが…その分は別の運動をしたのでチャラだと自分に言い聞かせていた…日課をサボると何故か罪悪感に苛まれることに…

休み中はそうなってもこの際仕方ないと諦め大学が始まればそんな機会もほぼ無くなる…

帰ってからも昴の行動は多少の変化がある…基本PCは電源を入れたままチャートが表示されている…ノートパソコンには決済や注文画面が表示されている…そして携帯は桜とのLINEメッセージでのやりとりをするか…直接の通話で話をする…

休みが終わって少しして桜がメッセージに会いたいなどのメッセージを送って来た事で昴は8時以降ならいつでもメッセージのやり取りか通話する事で紛らわさせ土日は変わらず昴の部屋に泊まって熱い夜を過ごす…平日も毎週では無くなったが互いに予定が合えば昴が桜の部屋に行く事にした…

昴は以前に下ろして預けてあったお金を下ろして桜の誕生日プレゼントを購入する為午前中の講義で終わった日にネットなどで調べて店まで買いに行って包装をして貰い部屋のクローゼットにしまう…

と同時に丁度誕生日が土日だった為デートは勿論…少しいいお店で夕食を食べる為にそれも予めリストアップして桜が話す内容から昴が選んだ…
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