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blossom
第7章 Love6:終わらない男
ただ、この大きな身体の若い男を組み従えて、言いなりにさせている気持ちよさはあった。
右手に持った器具を使えば、意のままに喘がせることができるという全能感。

身体的な快感は冴島さんとの時間の比にならないレベルだけれど、精神的な快感は私に別物の興奮をもたらした。


「もっと吸って」

「もっとベロ出して」

その後も何度か佐野くんの射精へのハシゴを外しながら遊んだ。

大量の精子を器具の中に吐き出したのに、佐野くんはまだ出し足りないかのように大きくなったままだった。

「桂木さん、いれてもいいすか?」

佐野くんの唾液まみれになっている今であれば、痛むことなく受け入れられるだろう。

精子を拭ったあと、コンドームをつけて私の上から覆いかぶさった。前回は上手く入れられなかったのに、今回はそれなりにスムーズにめり込ませることができた。


「上手にっ…なったね…」

先だけを飲み込むだけでジーンとつま先まで痺れる。

「あぁ…やっぱり桂木さんの方がいい…」
そう独り言みたいにいった言葉が心に引っかかる。

(今、マトリョーシカと比べられた?)

「う、動きますね…」
まだぎこちなさの残る腰つきで、抜き差ししながら私の中に全てを収めた。
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