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blossom
第11章 Love10:そそる男
「いい眺めだ。光ってるのがよく見える」

たまらなくなって、引っ掛けた指を離そうとすると、冴島さんの手がそれを制した。

「そのまま、持っていて」

冴島さんの指先が私の手を離れ、紐を辿っておりていく。

「はぁぁ…ん…」

割れ目を開かれて更に上に皮を持ち上げられ、クリトリスが空気に触れているのが分かる。

「剥き出しになってますよ、さくらさんのかわいいクリトリス」
フッと吹きかけられた息でも気持ちいい。触れられてもいないのに、下半身の神経がゾワゾワと震える。
またフッと息を吹きかけられると、プチュゥと音を立てて自ら蜜を絞り出してしまった。

「それだけで…気持ちよくなっちゃうぅ…」

「あぁ…蜜が垂れてしまいそうだ」

フッッ、これまでより強く息が当たる。
「はぁぁんっ…」

「ぁ…垂れた…」

「っふぅ……あぁ……イキそ…です……」

不規則に吹き付けられる冴島さんの息だけで、高まってしまう。
「…ぁ……………っんん……っふぅ……」


トロリとまた蜜を垂らしてしまったことは、自分では全く分かっていなかった。

分かっていたのは、触れられずに昇りつめたクリトリスに、冴島さんの唇が吸い付いたこと。
お尻を浮かせて続けざまにイッてしまったのだった。
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