この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
blossom
第15章 Love14:利用する男
「桂木さん、ちょっといい?」

ランチ帯の人たちが揃ったタイミングで、店長に呼ばれ事務室に入る。体調不良ということで、一週間休ませてもらったあとの初日だった。

「実はさ、困ったことになっててね」

「どうしたんですか?」

「上村さんの旦那さんが本社に電話しちゃってさ」

「あぁ…」

確かにいつもいるはずの上村さんが来ていなかった。店長も薄々勘づいてはいたけれど、問いただすのもどうかと放置していたそうだ。

「あの二人、とりあえず辞めてもらうことになってね。桂木さん日数か時間増やせる?」

「えぇっ、ちょっと主人と相談しないと…」

「わかった、それじゃ、よろしくね」


店長は私より少し年上で、気さくに話しかけてくれる親しみやすい人だ。しょっちゅう冗談を言ったりして、場を和ませてくれる。若い子たちからすると鬱陶しいときもあるようだけれど、私は悪い印象は持っていなかった。


シフトが増えることについて夫に相談してみたところ、私が大変でないならと言われた。実際、3~4時間で仕事が終わるので、キツいものではない。
私としては、冴島さんと会える時間が減るのを避けたいだけだった。


今回の件で教えて貰った店長の個人携帯に電話して、あと一日か、一時間ずつくらいなら増えても大丈夫と返答すると、すごく感謝してもらった。
本社から聞かれているからと、私の知っている内容を聞き取りしたいと言われ、明日店の外で会うことになった。
/482ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ