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第20章 Love１９：狂わせる男

「乳首、離していいなんて言ってないよ」

「ぁあっ…ごめんなさいっ…」
シーツにしがみついていた指で、カチカチに硬くなっている乳首を潰す。

ニュル…と勢いよくおちんちんを抜かれた快感で、完全にベッドにうつ伏せてしまった。

私が突っ伏してピクピクしている傍に、涼くんが仰向けで寝転がった。

「今度、さくら上」

「はぃ…」

ふわふわしている身体を持ち上げて、涼くんに跨ろうとすると、首を振られた。

「反対」
涼くんは、自分のつま先の方を指差していた。

黙って言われるままに身体の向きを変えて、涼くん上に跨ると、手を使うまでもなくニュルンとおちんちんが私の中に戻ってきた。

それだけで、涼くんの太ももを掴んでしまう程に気持ちがいい。

「さくらが動くんだよ」

（どう動いたら涼くんにも気持ちよくなってもらえるんだろう…）

腰を上下に動かしてみたけれど、太ももが疲れてしまってすぐに止まってしまう。前後に動かしてみると、ズクンと疼くところに当たった。

涼くんの太ももについていた手に力が入り、その感覚に集中していると首輪を引かれた。

「顔上げて、自分のこと見ながら動いて」

真正面に映った私の姿。

クリトリスまでしっかりと映っていた。