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第23章 Love２２ : 桂木さくらという女

夫の顔が近づいていく。

「ダメ…キレイにしてないから…あのままだから…ねぇ…パパ…」

「舐めるとこちゃんと見ててよ？」

舌が触れる前に息がかかるだけで、つま先まで痺れてしまう。

長く伸びた夫の舌先がさっき冴島さんを受け入れていたところをなぞった。

「ぁ……そんな…」

「さくら…嬉しい？すごく濡れてる…」

「やめて…」

舌を突っ込んで蜜を吸い出すようにして、恥ずかしい音を立てる。

「やめないよ、さくら。ほら見て」

ジュブブブブブと震わせるようにクリトリスに吸いつかれ、腰がその振動に反応する。

「はぁあっ…や…」

べロリと舐め上げる夫の顔は笑みを称えている。

「こんなに濡らして…もう欲しい？いいものあげるからね？」

夫はズボンをさげるなり、私の花びらを開く。そしてそのまま、抜き差しすることなくズブズブ…と根元まで一気に埋め込んだ。

「んっ……ぁ……………気持ち…ぃぃ……」

夫のＴシャツをギュッと掴みながら、ついその快感を口にしてしまった。

「さくらっ…もっと言って。どこが気持ちいいの？言って。」

「いやっ…言えないっ」

顔を背けながらも体内に存在する夫の熱い欲望の形を確かめるかのように締め付けていた。