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blossom
第23章 Love22 : 桂木さくらという女
クプチュッ
そんな卑猥な音を立てて、注がれた夫の愛情を押し出してしまった。

「あぁっ…」
ティッシュで自分の出した精子が垂れるのを嬉しそうに見ている。

「ど…して…ここに…」


ティッシュで拭い終わると、また顔を埋めてくる。指で広げて剥き出しにしたクリトリスを執拗に弾く。

「だめ…やめて…だめってば…」

首を横に振る。
(冴島さんが見てるの…お願い…やめて)

逃げようとすればするほど、夫の手はがっしりと私を押さえ込む。

(冴島さんっ……冴島さんっ!)

夫を前にして、その名前を呼ぶこともできず、ただ快感だけが高まってくる。

「やめてっ!!おかしくなっ…ちゃうっ!」

もうその頂上が見えてきている。

冴島さんが見てるのに、シートに上げられた足のつま先はピンと張って、腰も浮き始めた。


「大丈夫。俺もう…おかしくなってるから…」


「ダメっ…いくっ…ぁっ出ちゃっ………」
(冴島さん…見ないでっ)


「…っっく……んんっ!」
夫の胸元に潮を吐き出しながら、腰が高く持ち上がった。


「はぁ…はぁ…」
夫はティッシュで口元を拭きながら、自分の性器を触っていた。

「いや…やめて…」
夫の考えが手に取るように分かる。

口ではそう言いながら、身体は待ち望んでいた。

冴島さんに見られているという事実だけで、身体がドロドロとマグマのように熱く蕩ける。

じっとそこにいる冴島さんの視線を感じる。
(きっとあなたも興奮しているんでしょう?)


夫の先が再びヌメリだした私にあてがわれ、全身が敏感に反応してしまった。
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