この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
blossom
第24章 The Last Love : 運命の人
「ありがとう」
少し飲んでからグラスをダイニングテーブルに置くと、夫がその残りを一気に飲み干した。

「ふぅっ」
短く息を吐くと、夫は両手を広げた。私が腕の中に来るのを待っているのだ。

大人しく夫の背中に手を回す。

「おかえり…」
強い力で抱きしめられ、夫の愛情と嫉妬に飲み込まれる。


頭、肩、背中、腰、お尻…
まるで形を丁寧に確かめるかのように、優しく撫でられる。

敏感な耳たぶに夫の唇が触れた。
「さくら…」

今までで一番の強さで歯を立てられ、身震いするほど感じてしまう。勝手に身体の力が抜けて、夫にもたれかかっていた。

冴島さんに愛されて燃え尽きたはずだったのに。

身体の中にまだ燻っていた小さな火が、再び熱い炎となって上りたち始める。


両手で顔を支えられ上に向けられると、夫は私の唇を貪る。唇の中に割り入った舌は、私の口の中を余すところなく舐め尽くす。ガツッと歯が当たる感触すら楽しんでいるようだ。

「っんん……はぁっ…」

「愛してるよ」
呼吸すらままならない私は、夫の言葉に返事をすることもできない。夫は口の端から垂れそうな唾液を啜り、手当り次第に吸いついている。

夫の手がスカートを手繰り上げ、中に入ってきた。

冴島さんに贈られたレースのショーツは、溢れる私の蜜を吸うことなく、ただ夫の嫉妬心に油を注ぐためだけにそこに存在していた。

私も夫のズボンに手をかけた。

愛撫はもう十分に施されてきている。
欲しいのはただ一つ。


下着とズボンを太ももだけ下ろした夫は、スカートを捲りあげショーツを横にずらしただけの私の中にそのまま入ろうとしてきた。
/482ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ