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満たされないシェアハウス
第2章 エ・ス
「あぁ、ほんま驚きのスピードで
酔うてたで」

「なーんにも覚えてなくてさー」

「ふーん」

「あ、いや
ところどころ覚えてはいるんだけど
ほとんどわかんないってゆーか」

「そんで?」

「あ、いや、それだけ」

「わかった。
ほな、俺行ってくるわ」

よかったぁ
冬馬、何も言ってこないから
覚えてないって信じてもらえたかも
まじでホッとしたぁ〜

「あ、うん、いってらっしゃい」

「あ、せや琴姉」

「ん?」

「俺、遅なるから」

「わかってるわかってる。
気をつけてね」

「ククッ」

「え?」

あっ!

「いや、ほな」…ガチャ

や、やってしまった…
ホッとして
余計なこと、言ってしまった!

遅くなること
わかってるなんて
昨日の記憶あるってことじゃん!
何やってんのよ私〜

あの冬馬の
悪戯な笑みは
『琴姉アホやなぁ
バレバレやで』
って心の中で思ってるに違いないもーん

そう
あいつは昔っから
そーゆー奴
空気を読むのも
相手の気持ちを察するのも
超得意なSなんだよーーー

どうしよう

今日冬馬が帰ってきたら
どんな顔すればいいの、私
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