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満たされないシェアハウス
第3章 ス・キ

冬馬は静けさの中
項垂れる私を支えるかのように
一緒にベットに横たわると
優しく
私に布団をかけてくれた

ローターをどうしたのかは
知らない

冬馬が
どんな顔してたのかも
知らない

とにかく
久しぶりに味わった
深く遠い絶頂の余韻に
私は酔いしれていた

そして
しばらくすると
冬馬はまた
私の耳に頬を寄せながら
囁いた

「今日はこれぐらいにしとくか?」

その言葉に
小さくうなずくと
冬馬はクスッと笑った

「琴姉
嘘ついてるやろ」

「……」

「いつ別れたんや?
黒田さんと」

「……何年も前…」

「歳上やろ」

「…うん」

「相変わらずやな。
琴姉は歳上としか付き合わへんかった」

「…うん」

「琴姉…」

「……」

「俺、このまま
寝てまいそうや」

「…うん」

「このまま寝てもええ?
子供ん時みたいに
一緒に」

「…うん」

私も眠ってしまいそうだった

ううん
このまま眠りたかった

背中に
冬馬の暖かさを感じたまま
ひとつの布団で
冬馬の呼吸を
子守唄代わりに…
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