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満たされないシェアハウス
第4章 シ・テ
え?!
やだ!やだやだやだ!
すっごいエッチなこと
考えてんのとか
冬馬に当てられたくない!!

「い、いい!ダメダメ
もう、この話おしまい!」

「ククッ」

「なによ!」

「変わらへんな。
変わらへんから
ホッとするわ…
琴姉は
何があっても変わらずおってくれる。
せやから俺はここにおれる」

変わらず…?

「…冬馬…どう言う意味?」

「いや。
琴姉が昔のままやから
居心地ええいうことや。
せやからな」

「うん」

「お願いや」

え…何?
突然、そんな真剣な顔して…
や、やだどうしたの?
そんなに顔
近づけないでよ

「な、え?と、とーま?」

「俺、変なことしてるかも知れへんけど
変わらんと今のままでおってな」

「え…あ…うん…わかった」

その時の冬馬は
少し寂しそうで
子供の頃
なかなか迎えに来ない
お母さんを待ってる時みたいな
顔をしてた

寂しいのかな…冬馬

ほんとは
やっぱり彼女と
別れたばっかりなのかな

別れた彼女を
忘れられない…とか…

冬馬は子供のときから
悩みを秘めるタイプだから
そんなこと
誰にも言えないのかも

だから
姉貴代わりの私に
あんなこと…するのかも

私なら
身内のようなもので
我儘を許してもらえるから


はぁ…

部屋から冬馬が居なくなって
どれくらい経ったのかな
全然眠れない

だって

変わらないでってことは
姉貴であって
幼馴染であって
これ以上
近づいてはいけないってこと

キスをねだることも
抱きしめて欲しいということも

冬馬を
好きになることも…

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