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第66章 結花との食事

広美は仕事が終わると急いで会議室に向かった。

結花との食事に行きたい事を事前に太田にメールしていた。
そして会議室にくるように言われていた。

広美は少し駆け足で昼休みに太田とセックスをした会議室に着いた。

「おっ、来たか」

広美はドアを開けると、中にいた太田に声を掛けられた。

「広美ちゃん、今日１日まんこにバイブを入れたままの気分はどうだ？気持ちよかったか？」
「まさか職場のみんなが居る前でいっちゃったか？」

広美は少し拗ねた表情で太田に答える。

「ねぇ、こういうことは会社では止めて欲しいの、仕事にならないから」
「それにみんなにバレたら…」

太田は広美に近づき、優しく抱き締めた。

「あー、悪かったな」
「なあ、広美ちゃん、俺の事が好きだよな？」

不意に抱きしめられた広美は軽く声をあげた。
そして太田の問いかけに答えた。

「うん、好きです、わたし太田さんの事が好きなの」

実際には広美には迷いがあった。
わたしは本当にこの人の事が好きなのか？
心の奥にそういう思いがある。

しかしながら広美は健治と別れた事や太田とセックスをしているという現状に、太田を好きでなければいけないと自分にいい聞かせている。

わたしはこの人が好きで、何でも言うことを聞かなければいけないと。