パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第3章 まさかの再会

　更に腹が立ったのは、店が入る雑居ビルを出てホテルに向かい始めた頃には、八田先生はすっかり落ち着きを取り戻してしまっていたことだ。


「西原は大学どこ行ったの？」


　フロントで指定された部屋に入ってから、先生はいきなり私にそんなことを訊いてきた。
　元教え子に風俗でブチ当たったにもかかわらず、先生はお姉ちゃんのその後の方が気になるらしい。
　ていうか、わたしも西原なんですけどね…。


「東北の国立大学の医学部に進学したよ」


　わたしは空気を読んで親切にお姉ちゃんの情報を答えてから、店にインコールした。
　90分だから、75分でタイマーをセットする。



　スイッチをピッと押した瞬間、先生が言った。