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† 姫と剣 †
第7章 決意



部屋の前。


頭を下げるロイを見ながら、ルシアは困った顔で笑う。




「ロイ王子、もう、いいですから……」


「よくありません……」




ひたすらに、先程のウィルの行動を謝り続けるロイは、無理に笑っているルシアを下唇を噛みながら見つめた。




「せっかくアノアへお越しいただいたにも関わらず……っ」



「大丈夫ですって……」



「良い思い出を作って欲しかったのにこのような想いをさせて───」



「っ………王子」




たまらずルシアを引き寄せたロイは、そのままきつくルシアを抱きしめる。


それに戸惑いながらも、微かに震えているロイの体にルシアは驚いた。


体を離したロイは切なげにルシアを見つめて、はぁと深くため息を吐く。



もうあと数日となったアノアの滞在。



明らかに気を遣った様子で微笑むルシアにロイの胸が締め付けられる。



「しっかり見張りはさせますので、今日はごゆっくりお休みください」



「えぇ」




では明日……とルシアが微笑むと、ロイはコクリと頷いて廊下の奥へ躊躇いがちにゆっくりと消えて行った。



その背中を見つめるルシアのことをリューイが心配そうに見つめる。



視線に気が付いたルシアは、ハッとしてリューイのことを見てハハと笑った。




「何だか………迷惑ばかりかけて本当にごめんなさいね」



「………いえ…」


「……わたし…なんだか……っ」




緑色の瞳を涙が覆う。


それを見たリューイは黙ってルシアに近付くと、部屋の中のソファーに誘導して、手を握りながらルシアの前にしゃがみ込んだ。


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