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第5章 人生のゴール

「っ、やだ、できない、我慢できない……」

　すぐそこにある絶頂を掴みたくて、でも博也くんの指じゃないと届かなくて、懇願する。必死で訴えても、博也くんは動いてくれない。

「おねがい、ひろやくん……」
「はー、おねだりする奈子ちゃんめちゃくちゃ可愛い……。えっちなおねだりできる？」
「えっちなおねだりって……？」

　博也くんが私の耳に唇を寄せる。とっても甘い声で卑猥な言葉を耳元で言われて、それだけでゾクゾクして止まらない。もう限界だった。

「博也、くん、大好き、お願いだから、私のえっちなおまんこ、いっぱいくちゅくちゅして、博也くんのことしか考えられないくらいイかせて……？」

　羞恥心はもちろんある。博也くんに出会うまで口に出したことのないような卑猥な言葉だから。でも、でも。博也くんが触ってくれるだけで、想像もできないくらい強烈な快感を得られることを、私は知ってしまっているのだ。

「いーよ。俺が可愛い奈子ちゃんをいーっぱいイかせてあげるね」

　甘い声で囁かれて、それだけでイきそうになったのは秘密。