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悪魔から愛されて
第25章 あなたを愛してる

久しぶりに家に帰ってきた感じがする…
家の中は圭吾が綺麗に片づけてある。


「圭吾、私が居ないほうが家の中が綺麗だね…」
「あ…そういえば、散らかす人がいないからね…」
「私が散らかしているみたいで、嫌だな…」
「うん。そうだね。」


圭吾はクスッと笑った…


「ひどい!!」

私はふざけて、圭吾を叩こうとした。

その時、圭吾に手首を掴まれた…


圭吾と顔が近くなり、心臓が鳴る…。

「…恵美…本当によかった…退院おめでとう…」

圭吾に抱き寄せられる。
背の高い圭吾から、優しい口づけが降りてくる…



「…恵美、今日は久しぶりに外に出て疲れただろう…ゆっくりおやすみ…」
「…う…うん」




 “久しぶりに帰って来たのに…圭吾はわかってくれないのかな…
 もっと抱きしめて欲しいのに…私から言いづらいし…”





「圭吾…一緒に寝て欲しいな…」
「っえ…恵美…いいよ…おいで…」

圭吾は少し困った表情を浮かべた…



圭吾はベットに横になり、腕枕で私を寝かせてくれた…


私はたまらず、圭吾に口づけ、圭吾に抱き着いた…


「…恵美…俺を誘ってるのか…」

「…圭吾…我慢…できないの…」

「恵美…俺は恵美に無理させないように、と思って…」

「お願い…圭吾…抱いて…」

「…っう…これ以上は我慢できなくなるぞ…」




圭吾は私の頭の両脇に手を置き、熱い目で見つめる。
その艶のある目に溶けそうだった…







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