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セレナーデ
第8章 8 いつも一緒に
ふと子供の頃の記憶がよみがえる。
二人はいつも一緒だった。
いつだったか直樹と緋紗が優樹と一緒に、和奏も動物園に連れて行ってくれたことがある。
無邪気に動物を眺めて楽しんで、そして帰りに売店に寄った。
「欲しいもの買ってあげるよ」と直樹に言われ、眺めていた立派な鬣のライオンのぬいぐるみを和奏は抱き上げた。
嬉しくて抱きしめながらレジに向かっていると、後ろから優樹がメスのライオンのぬいぐるみを抱きながら「僕はこれ」と嬉しそうに近寄ってきて「結婚できるね、この子たち」と言った。
二人はいつも一緒だった。
いつだったか直樹と緋紗が優樹と一緒に、和奏も動物園に連れて行ってくれたことがある。
無邪気に動物を眺めて楽しんで、そして帰りに売店に寄った。
「欲しいもの買ってあげるよ」と直樹に言われ、眺めていた立派な鬣のライオンのぬいぐるみを和奏は抱き上げた。
嬉しくて抱きしめながらレジに向かっていると、後ろから優樹がメスのライオンのぬいぐるみを抱きながら「僕はこれ」と嬉しそうに近寄ってきて「結婚できるね、この子たち」と言った。