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イキ狂う敏腕社長秘書
第8章 【間違った選択】





チュッと触れるだけのキスを与える。




髪を撫でて頬を包む私に今にも泣きつきそうな瞳。




嗚呼……この目線にも弱かったんだ。
どうしよう……本能が全てを覆していく。
ダメだとわかっていながら従えない。
上体だけを起こし再び抱き締めた。
次に目が合えば私は止まらないかも知れない。



ヤダ………自分が怖いよ。




目の前に居る社長が弱ってるの見たくない。
私が欲しいならモノにすればいいじゃない。
全てを支配するんでしょ?




「美雨……美雨が欲しい」




自らお尻を引いて抜いた。
まだギンギンに勃っているペニス。




「じゃ……生でしますか?安全日ですけど」




私………何言ってるんだろう。




明里さんとの約束忘れたの?
孕まなければ良いからって、それだけは守ってって言われたはずなのに。




「なんて、冗談です」




一瞬でも忘れてしまっていたマコさんの存在で我に返る。
その一言がこんな暴走を起こしてしまうなんて。




強引に重なった唇。
すみません、お仕置きの途中でしたね。
ペチッと音がした次の瞬間には私の中に挿入ってきていた。
震えるような快楽を感じながら自然と腰が動く。




「気持ち……良い…っ」




さっきよりもっと激しいピストンに気が遠くなりそう。
でも待って……もしかしてだけど。




「え、コレ………生ですか?」




「安全日、なんだろ?」




「ちょっと待っ…!冗談だってば……まだ許してない…っ」




「ずっとこうしたかった………美雨、俺を受け止めて?」




「待って…っ!安全日もウソだからっ…」




「もう止まんないよ…っ」




加速していくピストンに気が気じゃないのに派手に痙攣してしまう。




「ほら、身体は悦んでる……」




「お願い、出さないで…っ」




「俺じゃダメなの?ちゃんと責任取るから」




ダメなのに………イっちゃう。
足元に落ちている無様な避妊具。
本当に外してる……中出ししちゃうの?




責任って?
デキたらってこと?
ダメ………絶対ダメ。
止めなきゃ。
あっ…あっ…力入んない。











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