この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
パーキングラブ
第1章 どでかい買い物
 俺は大道寺晃樹26歳。今日R 35 GT-Rを新車で買った。
高校、大学の7年間と社会人になっての4年間を使って、ストイックに貯金した。自分にこんな力があるなんて信じられないくらいだ。
自分の名義となったGTRに火が入った時、正直震えた。叔父さんが車を買ったお祝い?に自分の持っているガレージ付きのアパートを無料(光熱費は別だが)で貸してくれる事になった。まっ、これからの給料のほとんどがガソリン代に消えるだろうから、叔父さんにはすげ〜感謝している。
職場は横浜の郊外にある輸入雑貨を扱うそこそこの会社で、伝票の整理をメインに働いている。マイカー通勤が許され、残業と休日出勤が無い。これらの理由でこの会社をチョイスしたわけだ。通勤は元より、休日はほとんどGTRと一緒だ。俺は走り屋ではないので、テクニックを駆使してコーナーを抜けるなんて事はしない。ただ大好きな車で走り回るって感じが好きなだけだから。
GTR通勤が始まってから、ひと月ぐらいした頃だった。朝、出勤すると会社が借りている駐車場にアメ車が停まっていた。それは白に青いライン、マスタング・シェルビー・GT500。

「ワォ〜 すげ〜」

俺は思わず叫んでしまった。
同じ会社の人間かと思ったが、顔ぶれを思い出しても、こんなすげ〜車に乗る奴はいない。どんな奴が乗っているのか気になる。
会社を5時ピッタリにタイムカードを押して出る。しかし、マスタングはもう無かった。同じ会社の奴じゃないのかもしれないな。俺はいつもの様に首都高をスムーズに走るため、大黒パーキングで軽く食事をしながら渋滞が解消するのを待っていた。
平日だがここは人が多い。トラックドライバー、車で外周りをしている営業マンもいる。
コーヒーを飲んでる俺の前にパンツスーツ姿の女性が立ち止まった。

「あれ、経理の大道寺君じゃない」

顔を上げた俺は、思いがけない人と目が合った。



/11ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ