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秘蜜
第5章 保健室

「・・・零夏、どうしたの?イっちゃった?(笑)」
「んぁっ、はぁっ、はぁっ・・」
――なんでこんなことを・・
「っ、お兄ちゃ・・なんで・・」
「・・・零夏は俺のこと、好きじゃないの?」
「好き、だよ・・だけど:・・」
「・・?」
「お兄ちゃんは、優しくて・・かっこよくて・・・」
――『こんなこと』をするような人ではない。
私は確かに、お兄ちゃんのことが好きだ。
でも・・
「ごめん、私授業に戻るね。」
「・・えっ」
乱れた服装を直して、ベッドからおりた。
「ちょっ・・」
「ごめんね。」
私は保健室を出た。

