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Secret space
第18章 連続四夜 第四夜

男と外食することになったのは、
紗織が前から食べてみたかった広島風のお好み焼き屋を見つけたので
是非食べてみたいと言い出したのが切欠だ。
何と驚いたことに男はオコノミヤキなど食べたことが無いと言う。
目的の店に着くと、客足は多く、
丁度二つ空いていた店の大きな鉄板に面したカウンターの席に並んで座った。
従業員が器用にコテを操るのを、男は興味深そうに見つめていた。
味の感想を尋ねると「不味くは無い」と、良し悪しの分からない返答が返ってきた。
そこを出てから走り出した車外の風景に目を走らせていると、黄色く輝くMの文字が紗織の目に止まった。
「じゃあファーストフードは?」と聞くと、予想通り答えは「無い」
早速、駐車場に車を停め、店内に入り、
男には取り合えずバーガーセットを頼んで紗織はバニラシェイクを頼んだ。
男は薄い紙包みの中に包まれた味を一口含んだ後に、
ほとんど噛まずに飲み込むと目を薄っすらと細めた。
「これはちょっとな」
何だか可笑しくて紗織は込上げる笑いで腹部の痛みさえ覚えた。
ゲーセンに男を連れまわして、UFOキャッチャーでぬいぐるみを取るのに夢中になる。
何せ巨大なスポンサーが背後に控えている。
大量に両替したコインを浪費して、念願の景品を手に入れる。
屋敷に向かう車の シートベルトを締めた助手席で、
ぬいぐるみのふわふわした感触を抱き締めながら、紗織は始終上機嫌だった。
紗織が前から食べてみたかった広島風のお好み焼き屋を見つけたので
是非食べてみたいと言い出したのが切欠だ。
何と驚いたことに男はオコノミヤキなど食べたことが無いと言う。
目的の店に着くと、客足は多く、
丁度二つ空いていた店の大きな鉄板に面したカウンターの席に並んで座った。
従業員が器用にコテを操るのを、男は興味深そうに見つめていた。
味の感想を尋ねると「不味くは無い」と、良し悪しの分からない返答が返ってきた。
そこを出てから走り出した車外の風景に目を走らせていると、黄色く輝くMの文字が紗織の目に止まった。
「じゃあファーストフードは?」と聞くと、予想通り答えは「無い」
早速、駐車場に車を停め、店内に入り、
男には取り合えずバーガーセットを頼んで紗織はバニラシェイクを頼んだ。
男は薄い紙包みの中に包まれた味を一口含んだ後に、
ほとんど噛まずに飲み込むと目を薄っすらと細めた。
「これはちょっとな」
何だか可笑しくて紗織は込上げる笑いで腹部の痛みさえ覚えた。
ゲーセンに男を連れまわして、UFOキャッチャーでぬいぐるみを取るのに夢中になる。
何せ巨大なスポンサーが背後に控えている。
大量に両替したコインを浪費して、念願の景品を手に入れる。
屋敷に向かう車の シートベルトを締めた助手席で、
ぬいぐるみのふわふわした感触を抱き締めながら、紗織は始終上機嫌だった。

