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はじめてのひと。
第7章 甘い時間
落ち着いた所で彼が指を抜くと、クチュ…という淫靡な音と共に蜜がとろりと溢れた。
彼の指には絡みついた蜜が糸を引き、月明かりを受けて光っていた。


「俺のも触って…」

そう言うと彼は私の手を取り硬く膨張しているモノに導いた。
お互い向き合って座り、顔を赤くしながら彼の股間の張りを撫でさする。
恥ずかしくて俯いて彼の顔を見られないけれど時折熱く湿った吐息が漏れ聞こえる。


その声が欲情をそそる。


彼のスウェットに手を掛け、下着ごと下におろした。その反動で勢い良く出てきた彼のモノが反り立っている。

握ると熱い。とりあえずゆっくりと上下にさすっていると、ピクンと脈打ち先端の口から透明な液体が溢れて私の指を濡らす。


粘液を絡めるようにしながら手を動かすと空気を含んだくちゃ…という音が耳に響く。

手を動かしながら顔をそれに近づけて先端に口付けた。
舌先で粘液を舐めとるように舌を動かすと段々と身体の奥が疼く。

自分が相手に興奮を呼び起こすような行為をしている…

相手も自らの行為で快感を得て反応を示している…

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