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第2章 再会

日曜日。


休みの日ほど早く起きないとせっかくの休みがもったいない気がしてしまう。


だから、いつも通りに起きて、ご飯を食べ、洗濯機を回しつつ気が向けば掃除機もかけたりする。





すると突然、チャイムが鳴った。


？…誰だ？


そっと玄関の覗き窓を覗くと昨日の天然パーマ、いや岡野くんが立っていた。


…え⁉何でうちに？何かした？


現状が飲み込めないままとりあえずドアを開けた。


「あ…昨日はどうも。昨日言ってたやつ作ったんで…」


「？………あ！昨日のってまさか？本当に作ってきたの？」

「はい…約束したんで。」
真面目な顔で彼は言った。


「あれは社交辞令みたいなもんだったのに…まさか本当に作ってくるなんて…」


岡野くんは何とも言えない笑顔をしていた。

しかし、せっかく約束だからと作ってきてくれたのを突っ返すのは気が引ける…


「…これ、本当に頂いちゃっていいの？」


「どうぞどうぞ。」
そう言いながら彼はお皿を差し出した。


岡野くんからお皿を受け取ると、岡野くんはそれじゃあ…と言って帰ろうとした。


「あ！お皿返しにいくから！」

思い出したように私が言うと

「じゃあ…2階の206号室だから」

そう告げて彼は帰っていった。