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はじめてのひと。
第8章 日常
それを見ただけでまた鼓動が速まる。恥ずかしいのに彼の身体に目が釘付けになってしまう。


シャワーを止めた彼がこちらを振り返る。

「綾ちゃん、このまま先に出ようと思うけど、いい?」

いきなり振り返られて驚き、狭い浴槽で後ずさるように背中が浴槽の淵に当たり、ザブンとお湯が波打つ。

「うっ、うん!いいよ!私もすぐ出るからっ…」

しーっと口元に人差し指を当てて、声の大きさを注意され慌てて口に手を当てた。

千紘くんはそれを見てニッと笑って浴室から出て行った。


1人になった浴槽で気持ちを落ち着かせているとふと、思った。

…先に出たのは私が恥ずかしがらないようにするため…?

そう思うと顔がにやけてくる。

浴室を出て、着替えを済ませて彼の元へと向かうと、わしゃわしゃと髪を拭いていた。

水に濡れると更にくるんくるんになった天然パーマの髪を無造作にタオルで拭き終わると私の髪も拭いてくれた。

「あ…ありがとう…」

「いえいえ…」

人に頭触られるの気持ちいいな〜なんて思いながら目を瞑っていると、千紘くんのタオルを持つ手が頬にかかり、彼の手がタオルごと私の頬を包み軽く唇が重なる。

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