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M嬢のいる風景
第6章 翼の独り言
 私は表情のストックを少ししか持っていません。
 悲しくても、辛くても、苦しくても、同じ表情です。きっと。
 それらの深浅に関わらず、同じ表情です。きっと。
 美味しい時の表情は得意です。本当に嬉しそうに食べるそうです。
 私には、美味しいかどうかは関係なくて、食べられることが嬉しいだけです。
 楽しいとか、愛しているとかの表情は、正直、全くわかりません。

 人の善意がわかりません。
 人は打算で動くものと知っています。

 無償で人は誰かを愛せるのですか。愛せると、愛せる人もいると、私は知っています。頭ではです。
 でも、心では信じていません。信じるという言葉は正しくありません。知らないと言うべきかも知れません。

 知りたいです。本当に知りたいです。愛されるということを、心で知って染み込ませたいです。
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