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女子大生綾子の淫らなポテンシャル
第4章 初デートは淫語の囁き
4

「フェ、、、ラ、、、チ、、、オ」
綾子は身体中が熱くなると同時に、何か重しが取れたようなスッキリとした感覚もあった。

思い返せば、高校生の時も同級生が隣の高校のイケメンにフェラしたとか得意げに話していたことが聞こえてきたことあった。
綾子の放つ清らかな雰囲気に周囲も巻き込んでこなかったのだろう。
綾子自身も率先して加わることもなかった。
あの時のがこれなのね。
実際の行為をみてようやく結びついた。

タツヤに淫語を言わされる、この経験が綾子の人生に大きな意味を持ってくる。
それは、後から分かるが、タツヤ自身もさっきのミドリの淫らな姿に動揺してしまっていたらしい。
それを鎮めるために、「綾子を言葉で苛める」ことに喜びを見出してしまったのだ。

同時に花ひらいた二つの淫性。
それは、予想以上に響き合うことになる。

「もしかして、綾子さんも、してみたいの」
タツヤの言葉が、まったく意外だった。
してみたいって、フェラチオのこと、、、
アタシが、、、
いつ、、、
どこで、、、
まるで5W1Hの構文のようなことが頭に思い浮かぶ。
何を、、、は、、、ペニス、よ、ね。
誰の、、、は、、、さっきの健一先輩のしかわからない、、、
あとは、どのように、、、
って、何にも知らないし。
いろんな愛し方があるのかしら。
ミドリ先輩なら知ってる?

「あっ、また自分の世界に入ってる、、、ってことは、いろいろ想像してた?」
「え」
「図星ぃ。なぁんだ、綾子さんてエロいんだ」
「そんなこと、言わないでください。みんなタツヤ先輩が悪いんでよ。
もう、エロくなんかありません」
ずっとヒソヒソ声だったのに最後の一言、大きな声になってしまった。
みんなが振り返るのがわかった。
小声になって「ホントにエロくないんだから、、、」

それでも綾子の頭には、淫ら想像が渦巻いていた。
フェラチオってラテン語なんだ。調べ見ようっと。知りたがりの綾子らしい。
そしてもう一つ。
タツヤ先輩のペニスってどんななんだろう。さっきの健一先輩のはやっぱり違うのよね。
やだぁ、これってエロいってこと?

ねえ、これって、初デート?
振り返れば、やっぱり初デート。

まだまだ知らない性の知識、
まだまだ知らないタツヤのこと、
綾子の女子大での性活はまだまだ始まったばかりだ。

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