この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
真紅の花嫁
第14章 茜色の空



話が飛躍しすぎて、ついていけない。

紀美子も説明が必要と思ったのか、順を追って話してくれた。


ある日、市役所の担当者から連絡が来たという。
亮の父親が亡くなって、親戚がひとりもいない。

普通なら養護施設に入るのだが、亮が紀美子の名を出したらしい。


「それからすったもんだあって……
  まあ、なんとか認められて、里親になれたわけね」


単なる教え子にそこまでするはずがない。

それが顔に出たのだろう。
女教師は、ふっと笑った。


「はっきり訊けばいいのに。
 わたしと亮がどういう関係なのか。
   あなた、本当はそれが知りたいんでしょう?」

真波は何も言えず、膝の上で両手をにぎる。



/286ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ