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真紅の花嫁
第7章 肌色の動画


撮影者が近づきすぎたためか、綾音がうっすらと眼を開けた。
しばらく虚ろな視線をさまよわせていたが、やがてその眼がカメラの方を向いた。

「え? やだ」

片手で胸を隠し、もう片手をこちらに伸ばす。
カメラの前に広げられた手のひらで、綾音の身体が隠れた。

「綾音、すごくきれいだよ」

男の声がした。
もちろん、亮の声だ。
わかっていても、胸の奥がキュッと縮まった。


カメラは手のひらを逃れるように、横に移動する。
ベッドの上で、綾音が背を見せて丸まった。

亮はひるむことなく、背中からお尻へと撮影を続けた。

画面の中央で、女らしい丸みを帯びたヒップが、悩ましいラインを描いて強調される。
ため息が出そうなくらい、小さくて可愛いお尻だった。

「亮くん、恥ずかしいよ……
  ねえ、撮るのやめて」

「いいじゃない。記念に撮っておきたいんだ」

「記念?」

「ぼくたちの、ほら、はじめての記念」

綾音の顔がこちらを向いた。
羞じらいに頬を染めていたが、うれしそうでもあった。


「……誰にも見せないよね」

「あたりまえじゃない……
  ねえ、お掃除、してくれる?」

じっと亮を見上げていた綾音が、こくんと頷いた。


ベッドに上半身を起こし、四つん這いで近づいてくる。
それにつれて、カメラのアングルが下がった。


画面の下の方に、赤黒いものが映った。
男性器だ。
まだ威容を保持している。

綾音がそれに片手を伸ばし、あどけない美貌をかぶせていった。



その瞬間、真波は〈お掃除〉の意味を理解した。

これ以上見ていられなかった。
ピンク色の舌が少年の亀頭部に触れる前に、再生を停止した。


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