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氷の戦乙女は人たらし公爵に溺愛される〜甘く淫らに溶かされて〜
第7章 7章 甘く淫らに溶かされて
「カミリア、僕は君の意志を尊重したい。だから、教えて?」
「私は……、騎士を続けたい。騎士の仕事はやりがいも誇りもある。それに、やっと皆と本当の仲間になれた気がするの。だから、辞めたくない」
「本音が聞けてよかった。それじゃあ、カミリアが騎士で居続ける口実を作ろうか。君ほど最高の護衛はいない。それに、フェガリの騎士団は心もとない。だから、氷の戦乙女と謳われたカミリアの力が必要だ。あぁ、シャムスの騎士団との合同練習なんかもいいね」
 次から次へと出てくる騎士の口実に、カミリアの口角は自然に上がっていく。

 フェガリに嫁ぐ以上、シャムスの騎士団にいられないのは分かっていた。それでもラウルは彼らと会う口実を作ってくれた。それに、フェガリの騎士団を鍛えることができると思うと、ワクワクしてくる。
「シャムスの騎士団には戻れないけど、どうかな?」
「私のために色々考えてくれてありがとう。とても素敵な考えだと思う」
「そう言ってくれてよかった。このことも、帰ってからよく決めよう。喉渇かない? 何か取ってくるよ」
 ラウルはカミリアを下ろすと、飲み物を取りに行った。カミリアはその背中を見つめながら、彼の愛情を噛み締めた。

 夜、カミリアは緊張した面持ちで風呂から出る。バスローブの前合わせ部分をぎゅっと握りながら寝室に入ると、ベッドに腰掛けたラウルが優しく微笑みかけてくれる。
「おいで」
 言われるままにラウルの隣に座ると、抱き寄せられ、触れるだけのキスをする。昼と同じような軽いキスなのに、夜の匂いがした。

「緊張してる?」
「ハジメテだから……」
「大丈夫、できるだけ痛くないようにするから」
 そう言ってラウルは再び唇を重ねる、何度か啄むようなキスをすると、ラウルの舌先が唇の間をつついた。カミリアは一瞬身体を強張らせ、小さく口を開ける。隙間から舌が侵入し、味わい尽くすように舌が絡められる。
「んぅ……ふ、んんっ……!」
 カミリアはなんとかついていこうと、不器用に舌を絡ませるが、すぐに呼吸の限界が来てしまい、ラウルの肩を軽く叩いた。
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