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第3章 出奔でござる！！〜家出とわたしと大好きなヒト〜

暖かい液体はしばらく止まらなくて。

ルーさんで塞がれたわたしの中から
とめどなく、溢れ出る。

教科書と雑誌と体感で、

わたしは彼が達したことを、
わたしの中に精を吐き出した事を理解した。

暖かくて…

気持ちいい…

下半身が一緒に、溶けちゃいそう…

ルーさんはそのまま、わたしを抱き締めていたけど
用意していたタオルを重ねてわたしの入り口に当てる。

「満足出来た…？もう他の男を求めないでね？？」

彼は再び横になると、髪を撫でて
優しく髪に口付けてくれた。

媚薬に呑まれたわたしの衝動は嘘のように引いていく。

ジンジンとした痛みと、
甘やかな余韻。

そして力の入らない切なさだけがただ残る。

だけど…

「わたしの中に、ルーさんが、いるんだよね…」

身体が離れても、今は自分の中に彼がいるんだ…

一人じゃないんだ…