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第4章 ヤンデレデレデレ行進曲！！でござるマジ笑えない…の巻

「…あ、ありがとう。……ありがとうルーさん…」


わたしは涙を流しながら頬を寄せると
彼の唇に心を込めて
自分から柔らかな口付けをした。


「アタシのセリフよ……ありがとうね、ナノ……」

優しく一度顔を離すと
おでこをコツンとつけてルーさんがお礼を言ってくれた。


「〜〜〜………！！」


涙がまた浮かんでは、お湯に落ちて消えてゆく。

しばらく湯船の中で互いを抱きしめあった。


ふと視線を落とし肩を見たら
彼の筋肉のついたキレイなカラダに
不似合いなほど大きめの傷跡が目に入った。


……刀傷だ……


誰かに…斬られたんだ……


わたしは胸が痛くなり、その傷が愛おしくなって…

背中に手を回しながら撫でると、肩の傷に口付けをする。


「ナノったら…くすぐったいよ…」