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自称痴女の裸遊び初体験
第2章 彼は、不登校男子
中2の夏休み。
ほんとなら、痴女な私にとってはセックスアバンチュールの華麗なるスタート、連日連夜セックス連発なんだけど、私は一人寂しくその初日を迎えた。
「なぜ、演技と分かると、みんな引くのよ?私をオナニーのオモチャとして考えればいいのに!」
私は、ぶつくさと文句を言う。
そういうこだわりがあるところが、男子の最低限の矜持(きょうじ)なんだろう。
私がセックスをする相手に少しだけど愛を求めるのと、同じ気持ちなんだろうけど。

夏休み初日の午前9時半、私は、自宅近くの書店にいた。
私はそれほど本を読まない。けど、そこはエアコンが効いていて、とても快適。立ち読みをするふりをしながら、涼んでいた。
「ん?」
ふと、ひとりの同年代の男子を見かけた。
顔に覚えがある。
思い出した。中1のときの同級生の男子で、中2でも同じクラスになったけど、4月から不登校になっている者だ。
彼は、ぼうっとした風貌で、プラトンがどうしたとかいう本を立ち読みしていた。

『不登校なのに、本屋に来て立ち読み?』
私は、不登校イコール、ニートで自宅警備員で対人コミュ障でオタクでロリコンでアニメとゲームキチガイの変態という思い込みをしていた。
「うん?」
彼が、私のガン見に気づいて私を見た。私はいつの間にか、彼のすぐ横にいた。
「あ…、あなた、不登校のくせに、なぜこんなところに?」
私は、ガン見がバレた恥ずかしさを隠そうと、激しく問うた。
「え?僕は、別にニートじゃないけど?」
彼のすらすらとよどみなく答えるようすに、私は驚いた。

私は、彼の姿を改めて観察した。
身長は、高い。背の低い私の頭のてっぺんが、彼のあごの下くらいだ。彼の胸に抱かれているシーンがなぜか思い浮かんで、ビクッとした。
体型は、太っていないけど、それほど痩せてもいない。中肉。
顔は、それほどイケメンではないけど、ブサイクでもない。普通。
ただ、ぼうっとした感じで
<昼行燈(ひるあんどん)>
という言葉を連想した。懐中電灯を明るい中で付けると光ってるのか光ってないのか分からない、ぼうっととらえどころがないふわふわな感じというか。
なんか捕まえていないと消えてしまいそうなそんな儚(はかな)さを、彼に感じた。

『この男子は、私の悪情報を知らないはず。セックスに誘ってみよう』
「あの…夢野くん?私とセックスして遊ばない?」
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