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第2章 デビュー

「ふふ、可愛い……私、そういう女の子大好きよ」

女性が指先でまゆの背中をスーッと撫でる。

「あぁっ……」

くすぐったくて、でも気持ちよくて、まゆが思わず声を出してしまう。

「とっても敏感なのね？　何から何まで私のドストライクだわ……いっぱい可愛がってあげるわね……子猫ちゃん」

女性がまゆの耳に息を吹きかけながら囁く……なんだか催眠術をかけられているみたいな、ダイレクトにまゆの心を揺さぶる声で囁く。