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Memory of Night 2
第3章 甘い遊戯

「……なら、ちゃんと話してこいよ」
「え?」
「一緒に住むなら、おまえの両親に。俺も志穗さんと不動産に伝えておく」

 晃は最初きょとんとしていた。やがて理解したのか、ぱあっと笑みが広がる。

「つまり同棲しようってこと!? 宵からそんなお誘いを貰う日が来るなんて。今日はお赤飯炊こう」
「バカにしてんだろ。中途半端に家何日も空けるよりルームシェアってことにして出ちゃった方がいいと思っただけだよ。家賃も光熱費も半分ずつな。家事は全部おまえがしろ」
「はーい」

 照れ隠しで投げつけた理不尽な分担を、晃は素直に受け入れた。二人で住みやすいよう模様替えもして、高校三年生になる四月から正式に同居を始めたのだった。

(家事も完璧だし)

 今日は和。昨日は目玉焼きとトーストという洋な朝食だった。宵が一人暮らしの時は朝ごはんなんて食べたことがなかったが、晃と住むようになってからは、必ず叩き起こされて食べさせられる。
 朝食だけでなく、昼の弁当も夕食もすべて手作り。部屋からカップ麺が消えて久しい。
 掃除も洗濯も九割晃がしてくれる。

「おまえってさ、苦手なこととかできないことないの?」
「苦手なこと? んー、思い付かないなあ」
「こわ」
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