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Memory of Night 2
第14章 夏休みに向けて

「もういーよ、自分で切るから」
「それは絶対ダメ! 君、雑でしょ! 自分で自分の髪を切るって、結構難しいと思うよ?」
「……別に、ちょっとくらい曲がっても」
 宵の言葉を遮り、晃が言う。
「俺が切る。でも髪を切るハサミが実家なんだよね。今週の土日のどっちかでいい?」
「…………」

 本来であれば、それで良かった。四日五日で急激に伸びるわけでもないし、夏もいきなり気温が上がるわけではない。だが実は、宵にはどうしても今日切りたい理由があった。

「……やだ、今日がいい。ハサミ買ってくるから」
「……ん? なんで?」

 宵は無言で晃から視線を逸らす。

「何か俺に隠してるだろ?」

 だが晃は鋭くそう指摘してくる。
 とっさに上手い嘘は思い付かず、宵は不自然に間を空けてしまった。

「……別に」

 晃は無言で席を立つと、宵の背後に立った。ワイシャツ越しに宵の胸元を触り、ピンク色の突起を指で摘まむ。
 宵は驚いて飛び上がりそうになった。

「朝っぱらからやめろって……っ」

 晃の手を振り払おうとするも、一瞬早く晃のもう片方の腕が宵の両腕ごと抱きすくめてしまう。

「わ……離せって」
「やだ。てかワイシャツの下、ティーシャツ着なっていつも言ってるだろ? 夏はブレザーも無いんだから、雨にでも降られたら透けちゃうよ?」
「平気、だって……っ」

 ぐりぐりと、親指と薬指で両乳首を刺激され、息が上がる。背中がぞくぞくした。
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