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Memory of Night 2
第17章 台風接近

「忙しそうだな」
「んー、あたしもさっきまで知らなかったんだけどさ、叔父ちゃんが何日か前に腰痛めちゃったんだって。それで叔母ちゃんの仕事が増えちゃったみたい」
「ああ、それでさっき……」

 魚を運ぶので一瞬現れた叔父らしき人物は、腰まわりに違和感があった。コルセットでもしているのだろうか。

「腰痛めると日常生活送るのも大変なんじゃねーの? 大丈夫なわけ?」
「まあ、痛みも引いてきたからあと何日か安静にしてれば大丈夫だろうって叔母ちゃんは言ってたけど。仕事は無理よね。繁忙期じゃないから、まだどうにかなるんじゃないのかな、叔母ちゃん一人でも」
「へー、ならいいけど。ーーまな板これ使っていい?」
「あ、魚用の大きいのが」

 明が慌てて準備する。宵は洗った魚をまな板に寝かせ、キッチンペーパーで水分を拭き取ってから、うろ覚えの手順をどうにか思い出しつつ捌いていく。
 食い入るように見つめていた明が、感動の声をあげた。

「すっごーい! ちゃんと三枚になってる!」
「見てねーで作れよ夕飯、腹減った。料理はできねーからな」
「あ、そっちは任せて、魚さえ捌いてもらえればっ」

 そう言うだけあって、料理の手際は良かった。
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