この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
Memory of Night 2
第4章 新たな波風

 翌日。

(たく、晃のやつマジで容赦ねーんだからっ)

 宵は憤慨していた。
 腰から下に残る鈍痛と、歩いて擦れるたびに体内(なか)に違和感があった。首や胸元近くには赤いキスマーク。おまけに手首にも、ティーシャツで縛られた時の跡が残っている。縄や紐から比べれば薄いけれど、学校でそういった痕跡を隠すのにだいぶ苦労したのだ。
 結局昨日はあのまま三時間以上ベッドにいた。そのまま少し眠ってしまっていて、起きた時には晃が夕飯を作ってくれていた。
 野菜スープとオムライス。

「簡単に済ませちゃった」

 そう言っていたけれど、味はとても美味しかった。
 そのあと二人で遅い夕飯を食べた。晃はバイトの件には何も触れなかった。
 それも宵は気に食わない。
 あからさまに独占欲を剥き出してくるくせに、やめろとは言わない。直接言えばいいのに。好きなように抱くだけ抱いて、欲求を満たしたら終わりなのだろうか。
 結局今日も普通にバイトに来てしまっていた。
 今はブース内の片付けをしている。ブースと言ってもネカフェのようにしっかりと設備が整ってるわけではない。二畳ほどのスペースで、簡易なソファーとテーブル、ティッシュやコンドームなどの消耗品やおもちゃなどが置いてあるだけだ。ローズにはこういったスペースが、多少のコンセプトは違うけれど三つある。
/492ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ