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Memory of Night 2
第27章 コンセプト

 晃が着替えを用意しに寝室に行く。ほぼ同時くらいに、廊下側のドアが開き、亮が戻ってきた。

「ごめん、宵くん。レジまわりのトラブルがあったみたいで、電話じゃどうにもできなそうだから店に行ってくる。もうしばらくハルちゃん置かせてもらってもいい? なるべく遅くならないようにするし、必ず迎えに来るから」
「あー、全然いいですけど」
「本当に申し訳ない。もし起きてうるさかったら外捨てといていいから」
「はーい」

 亮は深々と頭を下げ、そのままアパートを出ていった。

「……とりあえず寝てる間に捨てとく?」
「おまえ本当にやりそう」

 寝室に居た晃にも、亮とのやり取りは聞こえていたらしい。着替えを抱え、ソファーで横たわる春加に冷ややかな目を向けていた。

「よく寝てるし騒がねーと思うけど、とりあえず見とくよ」
「じゃあ、お先に。何かされそうになったらすぐ俺を呼ぶんだよ」
「はいはい。行ってらー」

 宵は晃に手を振り、その背を見送った。
 続いて春加を起こさないようにそっと、テーブルを片付ける。
 食べ残しは皿にまとめ、空いたタッパーなどを捨てた。
 よく見ると、ウィスキーのビンは半分以上減っていた。短時間に、しかもストレートでこれだけ飲めば酔って動けなくもなる。どころか一歩間違えると死ぬのでは、とさえ思った。
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