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Memory of Night 2
第28章 独占欲

「ん? 俺に触られたら、どうなっちゃう?」
「あ、んん、体熱くなる……っ」
「……そうやってすぐまた煽る」
「違うっつの……っ」

 晃が仕掛けてくる言葉遊びに乗っかっているわけではなく、本気で撮影の時が心配だった。スタッフだって大勢いるだろう。そんな場所で万が一反応してしまったら。
 もう生き恥を晒すようなものだ。

「お風呂一緒に入ろっか」

 機嫌も直ったのか、楽しそうに晃は笑った。呑気な声にむっとするも、ようやく乳首から解放され慌ててティーシャツを下ろし、胸の前をガードする。

「だーかーら、何度も言ってるけど隣に声が……」
「お隣さん、居なかったよ。さっき車なかったし、電気も消えてたから。もしかして、夜勤なのかな」
「……夜勤?」
「介護職で、月に何回か夜勤があるんだって。前にゴミ出しで鉢合わせた時に少し話したことがあって」

 いつの間に、と思う。何年もこのアパートに住んでいる宵でさえ、隣の部屋には若い女性が一人で暮らしているらしいことしか知らないのに。

「体洗ってあげる。いいだろう?」

 足の付け根に当たる晃のすっかり硬くなったそれ。
 拒否したところで無理矢理連れて行かれる未来が容易に想像できてしまい、宵は頷くほかないのであった。
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