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Memory of Night 2
第28章 独占欲

「これは……違うって……っ!」

 そんな変態プレイで興奮したわけじゃない……はずなのに。
 おもいきり声を荒げてしまい、宵は慌てて口を押さえた。
 隣の部屋に人がいるのだ。静かにしないと風呂で変態チックなプレイをしていたことがバレてしまう。

「安心していーよ。隣、帰ってきてないから」
「……は? だって、さっきガチャって音がしたって……」
「あれ嘘。宵には聞こえなかったろ? ほら、隣に聴こえちゃうかもーってシチュエーションて、それはそれで興奮するじゃん? ちょっとした遊び心で……」
「ふっざけんなよ! てめえ、いい加減にしろー!」
「わ……っ」

 弁解しようとする晃から宵は勢いよくシャワーを取り上げた。晃はバランスを崩し、湯の中に頭から落ちてしまう。

「ぷはあっ」

 顔を出して髪をかきあげた瞬間、浴槽の蓋を掲げた宵と目が合いぎょっとする。

「何してんの! お湯張ってんだから、蓋されたら死んじゃうって」
「うるせー、知るか! そのまま沈んでろ! 俺が洗い終わるまでそこを動くな!」
「……はーい」

 蓋はされなかったが、浴槽からは出るなとのこと。
 また、ちょっとやりすぎてしまったかなと、晃は反省した。隣帰ってきたよの嘘がダメだったらしい。
 結局宵が頭と体を洗い終えて風呂を出るまで、晃は浴槽に浸かっておとなしくしているはめになったのだった。
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