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Memory of Night 2
第30章 花魁ショー

「ーー本日ハ、オ集マリイタダキ、アリガトゴザイマシタ。日本ノ文化ハ、素敵デス! 躍リ、シキタリ、楽器、着物、歴史、和ノ心、大好キデス! イッパイ、学ビマス! 着物ノ教室モ、シテルノデ、良カッタラ遊ビ来テクダサイ。アリガトゴザイマシタ!」

 演奏が終わるとアメリアは立ち上がり、深々と頭を下げて締めの挨拶をした。妖艶な花魁の姿とカタコトの日本語はどこかちぐはぐでアンバランスだったが、それが逆に可愛らしかった。
 ちゃっかり自分の教室の宣伝も混ぜているところがアメリアらしい。
 フロアは喝采に包まれた。再び踊っていた三人がステージに並び、お辞儀をしたまま弾幕が下ろされた。

「すごかったね」

 と晃。

「なー。思ってたより壮大」
「準備が大変そうだね。着替えやヘアセットも。……そういえば、今日はブーケの用意できてないんだよね」
「ブーケ?」

 ああ、と思う。春加のポールダンスの時は杏の花を渡していたっけ、と思い出す。

「いや、いいだろ無くて。急に呼ばれたんだし、用意する義理もないし」
「まあ、それもそうか。じゃあ、俺はこのまま予備校戻るね」
「酔いとかまわってない? 体調、平気?」
「うん、大丈夫だよ」
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