パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第1章 Mission1 ラブドールを手に入れろ

　ラブドールが何たるかはもちろん知っていた。簡単に言うなら等身大の男性用大人のおもちゃである。でも僕のラブドールへのイメージは食わず嫌い的な偏見からくる知識不足により、古くさい昭和の時代のいわゆるダッチワイフから脱却しておらず、本物の女の子に見紛うほどのハイクオリティのラブドールなんて、今までその存在すら知らなかった。

　自慢じゃないが僕はリアルな恋愛経験はゼロ。彼女いない歴＝年齢。見てくれは悪くないと思うし、高校生の頃に女の子から実際にそう言われたことがある。しかしその言葉は、見てくれは悪くない、でもねと続き、でもねのあとに、性格が暗そうだの気が弱そうだの、優柔不断、男らしくないとか、マイナスイメージの表現が延々と続き、それが全部当たっていたからどうしようもない。