この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
玉蘭花の香り
第1章 婚約
翌日、空港で、優子さんは免税店のハシゴしていた。

免税品には興味がない私は、
両家の家族用と職場用にお菓子を買い、
駿にはエルメスでネクタイを買った後、
コーヒーを飲みながらLINEを開いた。

ロンから「電話しても良いですか?」というLINEが来ていたので、
すぐに通話ボタンを押すと、ワンコールで電話を取った。


「もうすぐ搭乗ですか?」

「はい。昨夜はとても良い香りでした。
お父様にもお礼をお伝えくださいね」

「美香さんの名前、美しい香りと書くから、あの花を探して渡した」

「まあ!ありがとうございます」

「日本に戻ってからもLINEや電話しても良いですか?」

「私、教師をしてるので、平日の日中は携帯に対応出来ないの。
それに…婚約中でゴールデンウィークには結婚するから…」

ロンは無言になってしまった。

「あっ!搭乗始まったみたい。
本当にありがとうございました」

「あの…電話、迷惑なら、LINEだけ、時々しても良いですか?」

「ええ」

「ありがとうございます」




飛行機の中では、疲れたのか、優子さんはずっと眠っていた。

私は英語で新作映画を観ていた。


ロンは、歳下だろうな。
婚約中と言ったら、少しガッカリしてた?
まさかね?


そんなことを思いながら帰国した。


羽田には駿が車で迎えに来ていた。


「優子先生も良かったら送りますよ?」と言うのを聞いて、
昨日の違和感を思い出した。


「優子先生?」
なんで、下の名前で呼んでるの?


なんとなくモヤモヤした気持ちになった。


優子さんの自宅に送る時も、特に住所などを言ってる感じはしないのに、すんなり送っていた。

その後、私を送って、
「疲れてるだろうから」と、そのまま帰ってしまった。

久し振りに会えたのに、
キスもしてくれない。
どうして?

私は不安を感じていた。




〜そして、その日の夜〜

駿は優子の部屋に行って、
激しく愛し合っていた。

そして、アバンチュールも良いスパイスになるとばかりに、
台湾のマッサージ屋で若い男の子と寝た話をした。


「えっ?美香も?」

「あら?ヤキモチなの?
するわけ、無いじゃない」と、小馬鹿にしたように優子は嗤った。

「そうだよな。
ネンネだからね。
あの歳で、つまんない女だ」

そんな会話が続いていた。
/114ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ