この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
玉蘭花の香り
第7章 暗雲
ロン達が帰国した後、改めて両親と弟と話をした。

父は国際結婚ということに対して難しいこともあるのではないかと心配はしていたが、
しっかりしたご家庭だということは判ったので賛成したと言ってくれた。

母は、ロンの人柄の良さと私に対する愛情を感じたので安心しているけど、男の子を産むことを望まれるかもしれないわねと言った。

弟はネットでロンの家のことを調べていて、
「凄い家だな。資産総額、知ってるの?」と呑気に言った。


私はとにかく、結婚を認めてくれたことに感謝しつつ、
でも、台湾で教員は続けるつもりだと言った。



7月に入り、学校側に私の季節外れの異動についての通達もあったようで、
ご挨拶に行った。

学年主任と校長先生は言葉を選びながらも、
異動出来て良かったと言ってくれた。


1学期の最後の日に、
もう一度学校に出向き、
全校集会を兼ねた朝礼で、異動のことが発表されることになった。



ロンとは、zoomを使って毎晩のように話をしていた。
時折、ご家族もそこに入ってくることもあった。


夏休み期間に台北に引っ越しをすることになり、
ロンが迎えに来てくれて、
そのまま一緒にということになった。

特に荷物は要らない。
身体ひとつで来てくれれば、何でも台湾で手に入るからと言われた。

でも…
日本の着物は時々着て欲しいから少し持ってきて欲しいと、
ロンのお父様やお祖父様から言われた。
とても綺麗だったと、今でも時々言われていた。


また、結婚式はもう少ししてからでもとなっていたが、
入籍だけ済ませてはどうかという話もしていた。


特に父と母は、
一緒に住むなら、きちんと籍を入れて欲しいと言っていたので、
ロンが迎えに来てくれた時に婚姻届を提出してから行こうと言っていた。

パスポートのこともあるので、
それも含めて確認しなくては!となった。
/114ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ