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玉蘭花の香り
第8章 もう一つの災い
引っ越し先を決めて、
ロンと内装やインテリアを選ぶことになった。

ロンもこだわりが強い方だったが、
私もインテリアは大好きで、
あれこれ選ぶのが毎日楽しかった。


その様子を見たお父様が、
「新規の店舗のインテリア、
美香さん、選んで貰ったら?」と言ってくださった。

「ロンと一緒なら!」と言うと、
嬉しそうに頷いてくたさったので、
自宅と新店舗の内装とインテリアを、
ロンと一緒に進めることになった。


打ち合わせの時に、アンディを見掛けて、
気になってしまい、
ロンに頼んで話をさせて貰うことにした。


ロンも立ち会うと言って引かないので、
絶対に口を挟まないでとお願いして、
3人で話をすることにした。


「私が初めてお店に来た時に一緒に居た女性のこと、
覚えてる?」

一瞬、目が泳いだ後、
「はい」と言った。

「彼女は、アンディにチップをあげて寝たって私に言ったけど、
それは本当なの?」

「えっ?」

ロンが何かを言おうとするのを制して続けた。

「嘘は要らない。
アンディから真実を聞かせて欲しいの」



「あの…僕は…。
確かにあの女性とセックスしました。
黙っててと言われてポケットにお金を捻じ込まれました。
すごく積極的で、コースも延長してあげるからと…。
すごく色っぽかったし、
付き合いたいと思って連絡先の電話番号も訊いたけど、
その電話番号、嘘の電話で繋がらなかった」

「そう。
惹かれて、そういうことをしちゃったのね?
チップはどうしたの?」

「すぐにその場で返しました。
僕は売春婦じゃないし、
お金貰ってセックスはしたくないから」

「そういうこと、他にもあるの?」

「まさか!
そんなこと、絶対にしません。
あの時だけで、どうかしてたと思ってます。
すごく誘うように嫌らしい声を出して、
股間を触られてしまって…」

「彼女に無理矢理、誘われて、
拒めなかった。
その前も、その後も、
そういうことは断じてしてない。
それは確かなこと?
自分のご両親やお祖母様、お祖父様にも誓える?」

「誓えます!本当です」

「判ったわ。
私、アンディを信じます。
この事で何かあっても、
全力でアンディを信じて守ります。
ロン?
ロンも良いでしょ?」

ロンは、
「美香さんの名にかけても誓ってくれるな?」と言って、
アンディと握手をした。



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