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不誠実なカラダ
第1章 割り切る?ううん、ただ体を満たしたいだけ
「んっ……ぅん!」

息が苦しい。

こんなに貪られるようなキスは、初めてだ。


「どうした?威勢がいい割には、大した事ないな。」

「そんな事っ!」

ないって言おうとしたのに、また唇を塞がれる。

「……っふ……ふぁっ……」


そして、ベッドに押し倒された。

下着を外され、相手の舌が、私の肌を這う。

「はははぁぁぁ……」

快感に身を任せ、頭が真っ白になる。


「……いいか?もう。」

とうの昔に、何も身に着けていない私は、嫌がる必要もない。

素直にコクンっと、頷いた。


一つに繋がった後は、お互いに欲情をぶつけ合いながら、お互いの気持ち良さを追求した。

「高杉の体、いいな。」

「……部長の体も、いいです。」

こんなに冷静に、体の相性を語ったのは、初めてだ。


「もう我慢できない。」

私は部長を抱きしめながら、うんと頷いた。
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