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フレックスタイム
第2章 秘書室へ
「お会計を」と言うと、

「既に承ってありますので。
商品もまとめてお届けします」と言われてしまい、
頭を下げて、上階の本屋に向かった。


ケンはちょうど、本を選び終わったようで、
包んで貰っているところだった。


「さて。これで買い物は…。
あ!鞄がないな」と言って、
階下のエルメスに行った。


「社長!
私、ここのバッグなんて、
とても買えませんから。
数ヶ月分のお給料、飛んでしまいます」と言っても、
全く聞く耳を持ってくれない。


顔見知りらしい店員さんに、
「彼女、新しい秘書になるんだけど、
鞄をプレゼントしたいんだ。
ノートパソコンが入る地味な色のヤツ、
幾つか出してくれる?」と言うと、
奥の席に連れて行かれる。


「あのですね。
聞いてください。
本当に困ります」と言うと、

「ちょっと黙っててくれる?」と言われてしまう。


「ダディ、リリィのこと、怒った。
ダメでしょ?」と、ケンが言うと、

「怒ってないよ?
リリィの鞄、ケンも一緒に選んでくれるかな?」なんて言うので、
たちまち、ケンが張り切り出してしまう。


手袋をはめた店員さんが、

「本日はこの辺りしかなくて…
ご連絡いただきましたら、
お好みのものを手配致しましたのに…」と言いながら、
バッグを並べ出した。


黒いガーデンパーティー
紺のプリュム
黒いクロコダイルのバーキン
紺の内縫いのケリー
黒いポリード


外には並べていないけど、
品薄と言われているバッグが並んでいることに驚いてしまう。

「トートバッグは中が見えるから仕事には却下だな。
ワニ革は派手かな?
お局に虐められそうだしな。
それ以外ならどれでも良いよ。
好きな形のを選んで?」


「黒や紺でなくても宜しいのでしたら、
バーキン、他にも御座います」と、
他の店員さんに目配せをすると、更に出てきて、
腰が抜けそうになった。



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