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そぶりをやめて
第11章 半年と3日
「汐里、あったかいー」
「冷た...」

汗をかいて冷たいシャワーを浴びた佳佑の手や体は、少し触れただけでひんやり冷たい。

2人入って少しお湯の高さが出たが、浸かるほどの量ではない。
せいぜい腰のあたりだ。

「お湯足す?」

気まづいのもあって、手を伸ばし蛇口をひねる。

蛇口から大量のお湯が音とともに入ってくる。

伸ばしていた手を戻すと同時に、背中から抱きしめられる。
触れる程度だった肌が密着してしまう。

やっぱりまだ冷たくて、ぞくぞくする。

「いいのにー」
「だって、寒いもん」

ぴっとりとくっついていると、徐々に温度が馴染んできた。
無言だが、慣れてくれば不思議とそれほど居心地悪くもない。
佳佑の肉感が程よいからかもしれない。
腕の力が緩まってきたが、指を絡めて体を寄り添わす。

「はぁー。気持ちいいな」
「普段からお湯浸かったほうがいいよ」

お湯がほどほどに溜まったので、もう一度手を伸ばして蛇口を閉める。
今度は自ら佳佑に背中を預け、ほどけた指を自然に絡ませる。

「一緒に入ってくれる?そしたら浸かる」
「えー」

耳もとに佳佑の唇が触れるか触れないかで、くすぐったい。
色っぽいというよりは、子犬がじゃれつくカンジ。

すっかり温もってきた佳佑の指が、汐里の指をからませたまま、肌の上を入浴剤でなめらかに滑り出す。

「すべすべだね」
「ん...」

いつもより確実にゆっくり、焦らすように撫で回してゆく。

撫でるだけだったのが、そのうち胸を柔らかく手のひらで包み込み。
ゆっくりとそのカタチを変化させている。

「っ、は...。ちょっと...」
「声響いて、エロ...」

お尻に、固くなってきたものを感じる。
完全にスイッチが入ったっぽい。
汐里も、息がうっすらあがって、うずうずしてきた。

見つめ合い、舌を交わす。

「もう、出ようよ...。のぼせちゃう」
「もうちょっと...」

そういいながら、佳佑の右手が降りて汐里の中心に沈んだ。

「...っは。や...ぁ、んっ」

お湯の中にもかかわらず、ぬるぬるとした愛液をまとっているのが良く分かる。
佳佑の指の上を、自然と腰が動いてその場所へと導く。

ヒダを掻き分けて指が浅く沈んでは、表面を撫で回す。

「もっと足、...そ、広げて」
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