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そぶりをやめて
第11章 半年と3日
躊躇いがちに動いていた佳佑が、ぐっと最奥まで動いてから顔を覗き込む。

「はぁ、いいね。...もっと突いてイイ?」
「んっ。もっと...。いっぱい、突いて...」

唇と舌が触れる距離で言葉を交わし、汐里の言葉ごと飲み込まれる。
そのまま深く舌が絡まって、腰が大きく動き出す。

「もっと、もっと...、激しくシて」
「っ、ホントに?いいの?」

聞きながらも腰が飛び跳ねるように加速して、汐里の体が激しく上下に突き動かされ、嬌声がほとばしる。
必死に佳佑の首や肩に回した腕に力を入れて、汗ばんだ体にしがみつく。
啓介の唇が、よがりうねる汐里の首筋や顔に荒々しく踊っては、舌を貪る。

目の前が白く光って、体中を熱が駆け巡って、今にも意識が遠くに飛ばされそう。
だけど、もっと。もっと、と体が欲してる。

「もっと、もっとぉ、...あっ、それイイっ、...んああっ!」

足先まで貫く快感に、体が反って大きく痙攣を繰り返す。
その体以上に、激しくうねるナカを佳佑が尚も擦りあげる。

「っあ、すご、ああっ...す、ごイイっ」
「...っ、汐里っ。俺、もうイきそ...」

気持ちよさそうでいて苦しそうな、呼吸がかなり乱れた佳佑の声に、またぞくぞくっとする。
イキっ放しの体であまりチカラが入らないが、佳佑の顔に指を這わす。

「あっん、佳佑っ、一緒イきたいっ、あっ」
「っ、はっ。...くっ、イくっ」

最奥をこれでもかと突かれ、熱を勢いよく放たれる。

「...んああっ!」
「...っああっ!...くっ、はっ...」

互いの体をきつく抱きしめながら、恐らくほぼ同時に果てた。

汐里の体が、少しの刺激でも激しく反応してしまう。
ゆっくりその場所から離れてゆく佳佑をも、ビクッとなって。
そんな痙攣を逃しながら、激しく呼吸を繰り返す。

「っ、はぁっ、も、だめ...」
「は、...俺も」

すぐ隣に佳佑も体を投げ出して、並んで天井をあおぐ。

はっきりしてなかった視界が、やっと通常に見えるようになってきた。

恐らくベッドからずり落ちた布団を、佳佑が拾い上げてきた。

布団をかける為に佳佑の体が近づいて、汐里もその胸に収まる。

自然に身体を寄せ、唇が優しく触れる。

「気持ちよかった...」
「うん」

また唇が触れて、吐息が交わされる。

体を襲う脱力感が心地よい。

「好き...」
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