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そぶりをやめて
第12章 200日
ヴィーン、ヴィンヴィン...。

耳慣れない機械音が寝室に響く。

「音、大きくない?それで弱?」
「これで弱。そんなでもないでしょ」

佳佑の手の中には、淡いピンクとグレーの口紅のようなものがある。

密かに大人のおもちゃであるその小さなローターは、汐里がネットで購入したものだ。

強度をとりあえず最弱にした佳佑が、そっとパジャマの上から汐里の胸に宛てがう。

「っ...ふ...」

初めての振動に、体が少し反応してしまう。

そのままゆっくりパジャマの上を滑って、胸の先端を探し当てる。

「...ぅん」
「...気持ちいいんだ」

反対の胸先も探られ、振動がやってくる。

体がほんのり熱くなってきて、期待で体が小さくうねる。

それに気づいた佳佑が、その手をゆっくり汐里の中心に伸ばす。

「っんっ...はぁ...んっ」

パジャマの布越しの焦れったい振動と動きに、腰が揺れてしまう。

せめてショーツの上にあてがってほしい。

佳佑のパジャマを握りしめた手に力が入る。

察したのかは分からないが、佳佑の手がパジャマの中に入り込んでショーツの上から刺激を与え始めた。

薄い布地の向こうに膨らんだその上を触れるか触れないかの緩やかに移動して、ゆっくりとより近づいてゆく。

「...んっ、んふっ」
「気持ちいい?」

膨らみの上で動きが止まって振動が継続して伝わってくる。

「っは、...きもち、けど」

イけはしないっぽい。

「んじゃ、こっち。俺が買ったやつね」

そう言って取り出したのは、佳佑が買ったもの。
卵を少しひらべったくしたような、不思議なカタチ。

それを手の中に収めて、汐里に宛てがう。

「っあ、や...んっ」

より面で当たるからか、さっきのより快感が大きい。


示し合わせた訳ではなかったが、入籍してからちょうど200日となるこの日、2人共がそれぞれ“大人のおもちゃ”を購入していた。

マンネリという訳ではなく、より良くなりたいがための探索。

というのも、ここ数週間、汐里がすっかりハマって。
今はまた毎日のようにセックスをしている。
しかも、日に日に激しく。

リビングやキッチンではもちろん。
帰ったばかりの佳佑を玄関で襲って、そのままそこで。とか。
流石にベランダでは出来ないが、つい最近はカーテンを開け放し、朝日を浴びながら窓際でシた。
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